みなさま、ごきげんよう。
今日もお変わりございませんか?
本日もご相談のお客様のお話を聞くために
銀座オフィスでお仕事。
夕方、混みあう銀座の雑踏の中、
見上げれば、きれいなお月様が
和光の時計台の上に。
銀座はクリスマスのイルミネーションで
夜はとても華やかです。
ミキモトのクリスマスツリーが見事なので、
シャメを撮ろうと構えると
周りにもそんな人がいっぱい。
でも、聞こえる会話は、
韓国語、中国語、インド語・・・。
えっ?ここはどこ?
日本人はいないの?
このすてきなカップルも
日本人ではないのね。
ちょっと驚きの瞬間でした。
きらびやかな銀座中央通りを歩いていると、
本当にきれいです。
華やかであればあるほど、
昨日見たテレビのことが思い出されてしまいます。
自治体にお金がないばかりに、
小学校の耐震補強工事ができないというのです。
阪神淡路大震災のような地震でなくても
大きな地震がきたら、ぺちゃんこになってしまうのだそうです。
この国はいったい何をやっているのだろう。
そう思いました。
国の発展を支えてきた先輩たちを
ねぎいらい、長寿を祝うどころか、
長生きして、医者に通うのは迷惑だといわんばかりの
政策をする国だ。
「後期高齢者」として、
さらに保険料を多く取ろうとしている
年寄りを大事にしない国。
人口が減っていくのを本気で食い止めようとしない国。
祝福されるべき赤ちゃんの誕生すら、
守ってやれない。
安心して子どもを生むことができない
医療現場。
働く母親が病気の子どもを抱えて、
休まざるを得ない状況を
「会社に迷惑をかけて、申し訳ない」と
肩身のせまい思いをさせる国だ。
子どもたちの学び舎を
地震から守ってやれない国でもある。
なんてこった。
いったいどうなっていくのだろうか、
この国は。
こんなにきらきらと輝いてステキなのは、
ほんの一握りの人のためだけの
飾りつけなんだわね。
庶民はこれからが懐に厳しい
季節なのよ。
浮かれてはいられないわ。
私にはもう、銀座は「異国」にしか見えず。
エトランゼでしたよ。
空を見上げて、つきにほえたくなっちゃいました。
満月のエネルギーにやられたのかな?
こんなふうに考えちゃうのって。
(正確には満月は12日から13日にかけての未明ですけどね)
写真は、ミキモトのツリーと
ツリーの根元のイルミネーションです。