安田まゆみの気まぐれ日記

2005年10月15日

今日のお題は「大増税=減収時代の生き残り方」

鳥飼税務会計事務所(千葉市幕張)の鳥飼先生に頼まれて、会計事務所のお客様を対象としたセミナーの講師をしてきました。

今日のお題は「大増税=減収時代の生き残り方」。

このテーマでは何度も講義をしていますが、どこの会場でも、私が話す厳しい現実と日本の将来像に、参加している人の顔が引きつってくるのがわかりますぅ。

少子高齢化が進んで、年金の資金源を支える若い人が少なくなります。15〜64歳までの労働人口に対して65歳以上の老年人口の割合が現在すでに26%を超えていますが、2030年には50%を超えると推定されています。
今と同じ額の年金をもらうとすると、現役世代の負担が増えるでしょうし、負担を増やさないとすれば、もらう側の年金はかなり少なくなると考えてよいでしょう。
現在でもすでに失業者やフリーターが多く、国民年金の猶予者や未納者が1000万人以上なっているので、年金のあり方の見直しが進められているのですから、この先もっと人口が減るとすると、2030年を待たなくても年金制度は大きく変わっていくのではないかと思います。
少子化とあいまって、2007年から団塊の世代が大量に退職していくので、所得税を払う人が少なくなり、財政難を救うために消費税の税率アップが検討されています。
社会保険全般にサラリーマンの負担が増えて、配偶者控除や定率減税の削減など税金の負担も増えます。

こんな話をしてきました。あ〜あ、いやになっちゃいますね。クラ〜い、将来だもんね。

でもね、一番言いたいことは、こういう時代が来るとわかっているのだから、どんな嵐が来ても吹き飛ばされない、倒れない家(家庭)の準備を今からしようよ。この時代を乗り切るために、覚悟をしっかり持って、家族で力を合わせて乗り切ろう。こう言うことなの。

今日の話を聞いてくださった人が「子どもたちに話して聞かせます」って、言ってくださいました。ちょっとはお役に立てたかもしれません。(^_^)

Posted by MAYUMI YASUDA at 12:32│セミナー