安田まゆみの気まぐれ日記

2006年12月20日

デートと日本の未来?

48d11aec.JPG昨日はホント〜に久しぶりに
夫と映画を見に行きました。

「硫黄島からの手紙」です。
冷静な映画、
戦闘シーンは迫力ありましたが静かな映画。
そういう印象を持ちました。

二宮和也君が演じる若い兵隊が
凶気に取り込まれることなく、
さめた目線でいる事を
中心にすえていたからなのかもしれませんね。

もちろん素晴らしかったです。
戦争のむなしさ、
追い詰められた人間の恐ろしさ、凶気といったものが
十分伝わってきました。

ただ、どうしてこういうスケールの大きい、
迫力ある映画を日本で作れないのかね、
日本人が伝えるべきことなのに残念だね、と二人で
話しました。

日本の戦争ものにありがちな、
べっとりとした男同士の友情みたいなものも無くて
やっぱ、外人の監督さんでよかったかも。
私としては。

隣の席に高校生が数人いましたが、
観客は中高年が多く、
もっと若い人に見てもらいたいなぁ、とも
思いました。


帰ってきて、先日見逃したNHKスペシャル「ワーキングプア」の
再放送を見ました。

日本という国を守るためにたくさんの人が
硫黄島やその他の地で戦ってくれたというのに、
その60年後の日本は・・・・。
見ていて、とても悲しくなってしまいました。

悪政です。
一生懸命働いている人が豊かに暮らしていけないなんて、
悪政以外の何ものでもないです。

生活保護保護以下の世帯が400万世帯以上もあるという現実。

私がしなければならないことは何か。

「硫黄島からの手紙」と「ワーキングプア」
から突きつけられたような気がしました。






Posted by MAYUMI YASUDA at 02:55│Comments(4)TrackBack(0)映画の話 

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この記事へのコメント
「硫黄島からの手紙」色んな意味で、本当に考えさせられる映画でしたよね。
私も安田さんご夫婦の意見に賛成で、
「どうして日本ではこういう映画が作れないんだろう」
と思いました。
出演者は日本人なのにね・・・

でも、邦画一連の、何かベットリした感じや暗い感じ、
全体にシリアスな映画にも関わらず、スポットのように
ベタなコメディ(笑い)が入る演出を受け入れない
イメージの映画なので、観ていて気分が良かったです。

「ワーキングプア」私もリアルで観ていましたが、
「今の日本って、本当に他の諸国から羨まれるような富める国なんだろうか?」
と、考えさせられましたね。

これは、安田さんの出番と受取るべきではないでしょうか?

P.S.
今まで安田さんのブログにコメントを残すなんて、
非常に恐れ多い事だと思っていたのですが、
今回の日記には非常に共感できましたので、
コメントさせて頂きましたm(_ _)m。
Posted by 銀矢 at 2006年12月20日 10:18
5
銀矢さん、コメントありがとうございました。

いつもおバカなことばかり言っている私ですが、
この日は、ちょこっと熱くなってしまいました。

重いテーマのものを
2つも同じ日に見てしまったものですから。

できるだけ素直に、背伸びしないで
このブログを書こうと思っています。

カッコつけすぎ、とか、面白かったよ など
どんどん突っ込みを入れてください。

コメント大歓迎です。



Posted by 安田まゆみ at 2006年12月20日 11:00
5
ワーキングプア、私もかなり考えさせられました。

世の中は不条理に満ちていることは事実なのですが、
それをおいても、80歳過ぎても缶集めをしないと
生きていけないなんて。

今まで払った税金の無駄使いの報道
(特に最近はタウンミーティング)を思うと余計やりきれ
なくなります。

江原啓之さんではないのですが、’自分のしたことは自分に帰ってくる’という言葉を信じて、私利私欲しか
頭にない多くの政治家(政治屋?)のしたことを思い、
溜飲を下げている日々です。

ニュースリアルタイムでもワーキングプアについて
取り上げていただけたらと思います。

NHKの時と時間帯が違うのでより多くの方にこの現状を
知ってもらい、手始めとして次の選挙への答えとして
いくのも一つの手かと思いました。
Posted by みわこ at 2006年12月20日 20:08
5
みわこさん、コメントありがとうございました。

「ワーキングプア」を見ていた人は
多いのですね。

NHKにたくさんの投書が寄せられたと言うことですから、
このような世情に怒りを感じている人は
少なくないと思います。
Posted by 安田まゆみ at 2006年12月21日 01:38
コメント大歓迎です。おまちしています。
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