安田まゆみの気まぐれ日記

2008年10月01日

アメリカの金融危機で、これからの「日本」のとても心配なこと5

昨日のテレビのコメントは、
経済関連が3つ。

金融危機と日銀のドル供給モンダイ。
10月からの値上げの話でした。

アメリカの金融危機の対策で、
下院が秘訣したのをきっかけに、
ニューヨークのダウ平均が777ドルも値下げしたのを受けて、
日本の日経平均も大きく下げました。


これから何が言えるかということですが、

アメリカの株が下がる

→アメリカの景気が悪くなる

→ドルが弱くなる(円高ドル安)

→日本の輸出産業の利益が少なくなる

→日本の大きな企業は生き残りをかけて利益を出そうとするので、
大幅な経費削減をせざるをえなくなる

=大量のリストラが予想される
=下請け企業や零細の孫受け企業が倒産するかもしれない

こんな予想が頭をよぎります。



また、自社の株式を担保に
銀行からお金を借りていた大きな企業は
株が大きく下がるとどうなるか?

たとえば、
100億円のお金を株を担保にして
銀行からお金を借りているA社

株の価格が大幅下落。
半値になってしまった。

→担保の価値が半分になってしまったので
 銀行は、100億円のうち、50億円返してほしいと
 A社にいう。(貸しはがし)

→A社は資材の購入などに使う予定の50億円のお金を
 銀行に返さざるを得なくなる

→A社は資材を買うお金がなくあるので、
 工場を動かすことができなくなる。利益が大幅に減る

→工場の閉鎖、あるいは稼動を減らすので、人手が要らなくなり
 リストラが始まる。

先ほどと結論が同じだが、
大きな企業ほど、株を担保にお金を借りているケースが多いので、
大企業でも大幅なリストラがあるかもしれない。

これは最悪のシナリオで、
このようになってほしくはないけれど、
大きな企業の倒産も
アメリカの例で目の当たりにしているだけに、
私の中での危機感は大きい。

実際、大きな会社で、リストラや倒産があると
収入の多かった家計も
貯金や教育資金が十分にたまっていなければ、
私立中学や私立高校の退学、なども
あるかもしれない。

住宅ローンをボーナスに頼っている家計は、
リストラにあわないまでも
ボーナスがなくなった時点で、
債務超過に陥るかもしれない。

毎月の赤字をボーナスで埋めているような家計も
他人事ではなくなる。

のんび〜り、おせんべいをかじって、
テレビを見ている場合じゃぁ、ないんだけどなぁ。

と、テレビに出演しながら、
この番組を見て、私のコメントを聞いて
感じてくれよ〜っと
思っていました。


アメリカの株安が、
ジンワリ、ジンワリと日本の家計にやってくるのである。

そのうえ、ドル安だと原油価格は高め推移になるので、
資源高による、物価の高騰は今後も続きそうだよ。

となると庶民はどうしたらよいのか!

値上げのコーナーでの私のコメントは
「今こそ、『支出のコントロール力』を身につけるときだ」といいました。

節約節約・・・。
そんな時代じゃあないです。
家計の根本からの建て直しが
迫られているんです。

1ヶ月の予算をちゃんと立てて、
生活費も予算を組んで、それを守る。

特売など、いろいろな誘惑もありますけど、
今日、明日の我が家に必要なもの以外は買わない。

自分で買うものを決める「支出コントロール力」を身につけるべきなんです。
(私も自分に言い聞かせていますよ。
誘惑に弱いのでね)

私と同じような危機感を感じている人は
すでに行動を起こしています。

友人のFPのところにも、
私のところにも
そういう方からの相談が急に増えました。

早く、行動を起こせば、
まだ、選択肢があります。

遅くなればなるほど、
対応するための選択肢が少なくなり、
自分が思うような生活はできなくなるんです。

まず、自分で作戦を練ってやってみましょう。
(私の本が役に立ちますよ。何でもいいんだけど)

それでもダメなら、専門家の門をたたく、そんな気持ちで、
行動を起こしてみてはどうでしょうか。



<写真のこと>
くら〜いニュースが多いなぁ、と思って
道を歩いていたら、
鮮やかな、「曼珠沙華」が
咲いていました。
「彼岸花」より「曼珠沙華」と呼ぶほうが
好きなんですよ。
百恵ちゃん世代からかしらね。


曼珠沙華

Posted by MAYUMI YASUDA at 15:08│Comments(0)TrackBack(0)テレビ裏話 | 安田の気持ち

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