安田まゆみの気まぐれ日記

2009年05月29日

「バツイチなんだと 凱旋しろよ」5

みなさま ごきげんよう。

毎度、夜更かしの安田です。

最近、ちょっと気に入っているのが、
「心に響く 3行ラブレター」です。

日本語文章能力検定協会が毎年募集している
20字×3行で書く
ラブレターなんです。

毎年の最優秀作品はどれも素晴らしい!です。

優秀作品にもいいなぁ、と思えるものがあります。


  実家へ帰るのが恥ずかしいって…。
  父さんも母さんも平気だぞ。さあ、田舎で再出発だ。
  バツイチなんだと凱旋しろよ。
 (66歳/男性/無職)

いいでしょ。たしか2年くらい前の優秀賞の作品だった思うのですけどね。
「凱旋しろよ」って、胸を張って帰って来い!って言うことだよね。
励まされるなぁ。ありがたいなぁ。
素敵な父さんですね。


実は、先日、離婚後のお金の相談の電話がかかってきました。

ある事情で、借金がかさみ
お金のことで、
言葉の暴力がすごくなってきた夫と
別れることになったが、
養育費はどれくらい要求できるか?

という相談でした。

しかし、話を聞いていると、
そんなことを話している場合ではないことがわかりました。

言葉の暴力がひどくて、
夫とまともに話すことができず、
震えが起きる状態にもかかわらず、
一緒に住んでいるとのこと。

毎晩遅く帰ってきて、早朝に出て行くので、
顔は合わせていないものの
精神状態はひどいとのことでした。

これは、早めに別居した方がよいと思い、
養育費の話は途中で、打ち切り、
すぐに、DV離婚に詳しい女性の弁護士の先生を紹介。
翌日にアポイントが取れて、相談。

弁護士の先生もすぐ別居をすることを進め、
夫には黙って、直ちに引越しの手配をして
1週間後には、実家に帰れることになりました。

実家に帰ったいまは、
精神的にも落ち着いているとのことで、
私も安心しているところです。


借金があるため、彼女自身も貯金がありません
年金暮らしをしている実家のご両親が、
弁護士費用も含め、
引越しのお金も出してあげるから、
帰っておいでと言ってくれたのだとか。

その話を聞いて、
最初に紹介した
3行ラブレターのお父さんを
思い出したわけです。

ありがたいご両親です。

彼女は、最初、自治体の相談窓口で
男性の弁護士を紹介されていたのですが、
私がそれをやめさせました。

いくら親が弁護士費用を出すといっても
年金暮らしですし、
借金や住宅ローンの残債を考えると
財産分与は負債を背負うことになる。
不倫も立証できなければ、慰謝料はもらえるかどうか・・・。
この離婚では、夫からたくさんのお金を取ることはできないでしょう。

普通の弁護士さんでは、
離婚ができて、
養育費を決めることができても、それ以上の成果は期待できない。
しかし、弁護士費用としては、
相当の額を請求されることになるだろうから、
これらの費用負担は、大変になると思ったからです。

私が紹介した弁護士さんは、
「法テラス」を使っての相談を
快く受けてくださる先生です。

できるだけ、ご両親の負担を少なくしたいと思っていたところ、
結局、彼女の弁護士費用は
毎月5000円ずつ返していけばよいことに。

現在は、メールと電話で弁護士の先生とやり取りしているようですよ。

こうした事情も、彼女の精神を安定させることに
つながったと思っています。

弁護士費用は本当に
やり方で、ずいぶんと変わるものです。

お子さんが小さいので、すぐには働けないかもしれません。
紹介した弁護士の先生は、
生活保護の申請にも経験豊富なので、
きっとよいアドバイスをしてくださると思います。

「凱旋して」第2の人生のスタートをきって
今度こそ幸せになって欲しいと思います。


追伸
文検の3行ラブレターのお話は、また今度。




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