安田まゆみの気まぐれ日記

2011年05月22日

災害時の女性への暴力

ごきげんよう

マネーセラピストの安田です。

ファイナンシャルプランナーとして参加している
全国女性相談研究会で
さいたまスーパーアリーナで女性相談を受けてきたことは
前にブログに書きました。
全国女性相談研究会の活動はこちらのブログにも
アップされています。
http://blogs.yahoo.co.jp/joseisoudan/MYBLOG/yblog.html

ある方から
「災害と女性」情報ネットワークのHPを教えていただきました。


阪神淡路大震災の時の事例を集めて
女性の視点から対策を提案しています。

HPは2007年に作られたもののようです。

「女性に対する暴力」のページに書かれてある事例は、
過去のものとは思えませんでした。

今回の震災でも似たようなことがあったからです。

せっかくの対策の提案も
今回の災害には、生かされていないですね。
政府や自治体は
女性視点の要望に対してもっと
聞く耳を持って欲しいです。
(今の政府じゃだめかなぁ)

歴史に学ぼうよ、政府のお偉いさんたち!


性暴力の被害に対して
「それどころではない」という雰囲気が
被災している人の中にあるとしたら、
とても残念でなりません。

さいたまスーパーアリーナで
被災地の女性たちとお話してみると
プライバシーの無さに、着替えや授乳で困っていることなど
女性の目線での要望などは、
まずは最低限の生活確保が優先で、
それ以外の要求は
「言うのがはばかられる」
という雰囲気があるのを感じました。

性暴力についても
同じようなくくりで考えられているとしたら
こんなつらいことはありませんよね。
悲しいです。

避難所暮らしが長くなれば、
誰でもストレスは大きくなると思いますが、
それが弱者への暴力として表れることのないような
広報活動や見守り、女性達への支援が
重要だと思っています。

仮設住宅という「家」に入ると
他人の目がなくなるので、
DVが増える、といわれています。

それは阪神大震災のあとでも
証明?されています。

DVのターゲットが女性だけでなく、
子どもたちにも向けられるとしたら、
さらに悲しいです。

助かった命を粗末にすることが無いように!と
祈ります。

言いにくい問題で
表面に出てこない問題だと思いますが、
声にならないような女性たちのSOSが
拾えるように
女性支援を続けていこうと思います。

何をどうすればよいのか?

確たる方針は立てられませんが、
とりあえず、私を必要とするところに行って
活動しながら、模索していくことになると思います。

できるところから、
急がず、息ながく。


身近な方が仮設住宅に入ったのであれば、
それとなく、女性や子どもたちに変化はないか
見守ってあげてくださいね。

そして、災害後には、DVのような暴力や性被害が
起きやすい環境であることを
ぜひ、周りの人に知らせてくださいませ。

小さな声も集めれば、大きな声になって
遠くまで届いていくと、信じています。

ご一緒にやっていきましょう。

Posted by MAYUMI YASUDA at 01:38│Comments(0)TrackBack(1)

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