安田まゆみの気まぐれ日記

2013年02月26日

人生のけじめとしての「離婚」5

昨日のご相談は、離婚相談。

70歳を過ぎての女性、H子さんからの離婚の申し立ての
お手伝いをすることになりました。

家庭内別居を20年近くしてきて、
先月、H子さんは家を出ました。
本格的な別居状態に入り、
離婚調停を申し立てて、財産分与を希望しています。

結婚以来、お金は夫が握り、
生活費のみ渡されてきました。

それなりの職業で、年収2000万円を超えることもあったそうですが
家の修理などにはお金を使うこともなく、
必要なものもなかなか買えず、数千円のものを買ったときも
なぜ、俺に相談しないのかと怒るような
ややモラハラ気味の夫だとか。

そんな秘密主義の夫ですから、
取引銀行がなんとなく分かる程度で、
預金残高などは一切わかりません。
財産としてはっきりわかるのは、自宅だけです。

H子さんの望む財産分与を前提とする離婚は、
簡単に合意できないかもしれません。

なかなか前途多難ではありますが、
やるだけのことはやらないと、
今までの人生にけじめがつかないというH子さんを応援すべく、
松崎弁護士も交えて、調停の申請に準備をしました。

遺言も残しておきたいというH子さんですが、
どのように分けるのかは、思案中。
貸金庫もお持ちとのことで、
次回からは、エンディングノートを一緒に作りながら、
お子さんたちへの相続についても考えることになりました。
半年はお付き合いが続きそうです。


PS
おしゃれなH子さんの様な凛とした梅です

02金毘羅さんの紅梅


Posted by MAYUMI YASUDA at 20:30│Comments(0)TrackBack(0)離婚にまつわるお話 

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