22日、23日と福島県二本松周辺の仮設住宅5か所に
行ってきました。
私が所属している「全国女性相談研究会」では、
昨年の震災以降、埼玉スーパーアリーナをはじめとして、
ハンドマッサージをしながら、女性ならではの悩みなどの聞き取り調査を続けています。
9月23日は、浪江町に依頼され、約束していた
県内外にある浪江町の仮設住宅30か所すべての訪問を果たしました
素晴らしい!!
(毎回、町役場の方が、私たちが訪問するお知らを掲示板にチラシを張ってくれます)
雪の降る時期を除いて、自家用の車が手配できないときは
バスや新幹線などを使いながら1年数か月をかけて、
ずっと通い続けたメンバーの地道な努力に頭が下がります。
また、そのメンバーであることを誇りにも思います。
私は30か所のうち、たった8か所を回らせていただいた程度ですけど、
30か所すべてもまわったメンバーが2人もいるんですよ。
この素晴らしいメンバーとともに訪問してきました。
今回は、
22日、23日の2日で、二本松周辺の5か所を訪問しました。
(2日で5か所はちょっとハードでしたけど)
詳しい聞き取り調査の内容などは
全国女性相談研究会のHPを見てくださいね。
まだ、調査報告を浪江町にしていないので、発表できないですから。
簡単な感想とエピソードをお伝えします。
今回は5人で、メンバーの自家用車に、
支援物資として寄付してくださった鰹節と口紅や化粧下地などの化粧品、
ハンドマッサージ、ネイルなどの道具に、お茶やお茶菓子を詰めて、
片道4時間かけていきました。
ハンドマッサージ班のメンバーは
ちゃんとリフレクソロジーの資格をもっています。
(みなさん、本業は別です。この活動のためにお金を出してきちんと資格を取っているんですよ)
手
の反射区から、不眠や肩こりなどの体調についてもわかるので、
自然に相手の人から話が聞けます。
これも大事な聞き取り調査なんですよね。
私は住宅を回って、呼び込みをする係と
接待(お茶出しと支援物資配り)とアンケート係。
聞き取り調査もアンケート項目はありますが、
「お話聞かせてくださいね〜」から始まり、
体調の変化や現状を聞く中で相手がしゃべりたいことの中から
困ったことが口からぽろっと出たときに
ポイントを押さえる程度にしているので、
本当に、話を聞いているだけ。
(方言が強い方の場合は、なんとなくわかる程度です)(。・ω・)
仮設住宅が出来て1年ちょっとで、
女性の集団として
心の通い合えているところと
まだ時間がかかっているところと、仮設住宅ごとに違いはありました。
深刻な話も多いのが現状ですが、
女性限定ですし、そこはそれ、女性同士、遠慮のない会話もありますから、
笑いに包まれていることが多いです。
ユーモアがある会話がよく飛び交うところは、やはり落ち着きや心の余裕などを感じますね。
ご夫婦仲や住宅内の人間関係の問題について話題に上った時に
ニコニコしながら
「うちは仲いいよ。楽しくやってるさ。子供できるしんぺいねいからさ」と発言したのは
70代後半の女性。オオーw(*゚o゚*)w
そばにいた人は数秒「?・・・」。( ̄ー ̄)ニヤリッ
そのあと大爆笑!
「やだよぅ〜、この人は。がははは」
てな調子で話が進む仮設住宅もありました。
50代以上の人が多い仮設住宅の場合、
支援物資としての化粧品は、ちょっと遠巻きにしながらも
気になるようで、
「もう、口紅の引き方も忘れちゃったよ」とか最初はいうんですよ。
「いや〜、せっかく、皆さんに美しくなってもらいたいと化粧品の支援があるのですから〜」
といって水をむけると
「そんじゃぁ、父ちゃん、びっくりするから、一人で出かけるときにつけるかな」と
口紅
あたりから、手を伸ばしはじめます。
この時の掛け合いが私はとても楽しいんです。
だって、
「あんた、いくつよ」と聞かれて
「昭和30年生まれです」っていうと
「若いね〜」って言ってくれるからで〜す( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
大切なお金は、生活に必要なものしか買わない、と決めているからこそ。
化粧品は、自分では買うと言い出しにくい。
そんな.化粧品を選ぶ楽しさを味わう女性の顔を皆さんにお見せしたいです。
そりゃあもう、目がきらきら!.。゚+.(・∀・)゚+.゚
ハンドマッサージ以外にもネイルの施術もやりました。
60を過ぎた方々の人生初のネイルに
みなさん、とっても若返りましたよ。
女性縄わかりますよね。
自分の手がきれいになるときの喜びって。
「父ちゃんに見せて、今日は夕飯の片づけできないから、父ちゃんやって、っていうんだ」
という人もいましたよ〜(* ̄∇ ̄*)
今回の訪問した仮設住宅でであった人は、圧倒的に50代以上の人が多く、
平均年齢は60代半ば、だったであろうと思います。
ですから、
住宅ローンの問題や、今後の働き先、子供の将来などの悩みの話は
あまり聞くことは来ませんでした。
高齢者の方たちは、
「いつうちに帰れるのか、はっきりさせてほしい」という宙ぶらりん状態のへ憤り。
「こんなこと(原発事故)で、家に帰れないなんて!」という悔しい気持ちが
心を占めているように思いました。
おいしい頂き物やもらい物のお話もまだまだいっぱいあるんです。
続きは、また後日。お楽しみに。ヾ(=^▽^=)ノ
こんな私たちの活動に
ぜひ、皆さんのご支援をお寄せください。
お国のひも付きはいやだなぁ、と思っているので、
活動費は、個人のカンパが中心なんです。
みなさんの1000円2000円がありがたいです。(●´ω`●)
寄付の送り先は
ゆうちょ銀行 口座 00130−3−441335
加入者名 全国女性相談研究会
マッサージのオイルやお茶菓子、ガソリン代に使わせてもらいま〜す。
下は、ハンドマッサージの様子。
人生初のネイルの記念写真に、私もわたしもとみんな寄ってきた様子です。
どれだけ、楽しかったのか、わかるでしょ。
(ちょっとお顔もうつっちゃったので、モザイク入れました。へたくそでごめんなさ〜い)