会社員の方は、12月は年末調整で還付金がありますね。
予定外の収入で喜んでいる方もいるかもしれませんが、還付金は、払い過ぎた税金が戻ってきただけ。特別収入ではありませんから、くれぐれも、大盤振る舞いをしないように。どのように使うか、しっかり考えてください。
還付金と同時に、源泉徴収票を手にすると思います。
これは大事な書類ですので、どこかに提出する必要がある方も、必ず、コピーは手元に残しておきましょう。
源泉徴収票を受け取ったら、以下の2つを確認してくださいね。
1)年間でどのくらいのお給料をもらっているのか
額面額と手取り額の両方を確認してください。
2)自分がどれだけ税金を払っているのか
「たくさん払っているなあ」と感じる人も多いかも!
さて、「還付金を受け取ったけれど、使い道が思い浮かばない方」や、「ボーナスを予想以上に受け取った方」など、お金に余裕のある方(うらやましい〜)は、そのお金を寄付する、というのはいかがでしょうか。
先日、福島に行ってきました。復興が進んでいるといいますが、まだまだ支援の手が行き届いていない印象です。被災地支援のための寄付金を集めている団体はたくさんあります。ぜひ、検討をしてみてください。
寄付については、「寄付金控除」という仕組みがあります。
国や地方公共団体、特定公益増進法人などに対し、寄付をした場合に、所得控除を受けることができる制度です。12月中に寄付をして、来年の確定申告で申請をすれば、節税対策にもなりますよ。
※寄付金控除の対象にならない寄付もあります。寄付をする前に、税制優遇の対象となるかどうかを確認してくださいね。
節税対策になるお金の使い方として、もう1つ「生命保険などの見直し」をあげておきましょう。
生命保険や医療保険などの保険料は、一定金額まで、所得控除の対象になります。
現在の保険料が所得控除の対象額より下回っていて、保険を見直したいと思っている人は、対象額の枠ギリギリまで保険料をアップさせる、というのも一手です。
こちらも、12月中に手続きが終われば、年末調整がすんでいても、来年の確定申告で申請することができますよ。