そろそろ、仕事納めですね。
今年は、休暇が長い方も多いとのこと。ゆっくり過ごしてくださいね。
年末・年始にご実家に帰る方にお願いがあります。
お父さんやお母さんの健康状態や暮らしぶりを確認して、主治医にご挨拶に行ったり、棚の上などの高いところの整理整頓や電球を取り替えたり、手が足りていないところをサポートしてきてくださいね。
もし、じっくりと話ができるのなら、終末期の希望も聞いておけるとよいですね。
でも、いきなり、終末期の話をすると、ご両親は驚いてしまうでしょうから、話のきっかけに活用するとよいのが、『エンディングノート』です。
エンディングノートには、老後にどのような生活をしたいのか、を考えるための質問がたくさん書いてあります。質問に答えることで、自分の老後がリアルにイメージできるようになっています。
とはいえ、リアルにイメージするのがとても難しい質問もあり、なかなかスムーズに書けるものではありません。
この「書けない」という痛みをあなた自身が体験した上で、ご両親にすすめてみるのがよい、と私は考えています。
ですから、単に「これを書いてみたら」と言いながら、エンディングノートを渡すのではなく、まずは子どもであるあなた自身が書いてみる。そして、「私、こんなものを書いてみたのだけれど、お父さん、お母さんも書いてみない?」などと言って誘ってみることをおすすめします。
ご両親が、エンディングノートを書くことにどうしても抵抗があるようなら、エンディングノートの質問項目を普段の会話の中でさりげなく投げかけ、返事を聞いていくインタビュー形式でもよいかもしれません。
私たちは誰でも、親の介護や終末医療を体験します。
これは、非常に貴重な体験です。
「親には、こうしてほしかった」と思うことがあったら、同じ思いを自分の子どもにはさせないように、何らかの形で、自分の要望を書きたいものです。
Posted by MAYUMI YASUDA at 23:00│
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